Wellness Booker 特集
真のアンチエイジングを届ける「美の科学」
エル・ラファエル・ビューティー・スパ
フォーシーズンズホテルニューヨーク
L.RAPHAEL Beauty Spa.（Four Seasons Hotel New York）
世界各地に92ものホテル＆リゾートを展開するフォーシーズンズは、世界トップクラスのラグジュアリーを提供するホテルチェーン 。その中でもニューヨークにあるフォーシーズンズ・ホテル・ニューヨークは、そのスイートルームのひとつが2012年に世界最高値のホテル第３位にランクインしたほど。そして 今回ご紹介するのは、そこに昨年10月オープンしたばかりの『L.RAPHAEL Beauty Spa（エル・ラファエル・ビューティー・スパ）』。最新テクノロジーを駆使したアンチエイジング・トリートメントによって世界に名を馳せる同スパは、10万人以上の膨大なクライアンテールを誇っているが、そのリストにはヨーロッパ各国の王族に加え、ソフィア・コッポラ、エマ・ワトソン、ティルダ・スウィントン、ジュリアン・ムーア、メグ・ライアンなど数々のハリウッドスターが名を連ねる。
スイスのジュネーブに拠点を置くL.RAPHAEL Beauty Spaは、古代から伝わるホリスティックなメソッドに、研究を重ねて生み出された画期的なテクノロジーを融合させたスキンケアを提供。徹底した科学的リサーチをベースとし、ボディとマインドのハーモニーを大切にしたトリートメントによって、心も体も癒してくれる究極の贅沢を体験することができる。
そんなL.RAPHAELのトリートメントの中でも特に多くのリピーターを持つのが、 一度で強力なアンチエイジング効果を保証するフェイシャル、『オキシピール・アンチエイジング』。1回 $890（=約￥91000／2014年2月現在）という高額トリートメントなだけに、その50分間でL.RAPHAELの全てを味わえる充実した内容となっている。
［L.RAPHAEL Beauty Spa概要］
住所 57 East 57th Street, New York, NY 10022, USA
電話 +1 (212)350-6420
『オキシピール・アンチエイジング』を体験
温かみのあるトリートメントルーム
トリートメントはまず肌診断から始まる。私の肌はとても敏感で荒れやすく、さらにエイジングが進行中のコンビネーション肌。水分不足なのに皮脂分泌過剰で、その上アレルギー反応を起こしやすいため、肌に合う化粧品を探すのにはいつもひと苦労。そんな私の厄介な肌質を分析しながら、セラピストはその日のトリートメント内容をデザインし、まずはクレンジング＆スクラブを開始。
施術に使われるのは、天然成分と最新テクノロジーの融合によって、効果的でかつ肌に優しいL.RAPHAELオリジナルのスキンケア商品。痛そうで心配になってしまうほど粗流のスクラブも、全く刺激を感じないマイルドさだ。ゆっくりと時間を掛けて肌表面の老廃物を除去した後、いよいよ『オキシピール』の開始。
まずは顔全体にレシチン、オメガ３、抗酸化成分、ビタミンなどの強力成分が配合された濃縮アンピュールを丁寧に伸ばしていく。そしてこれらの成分を、これからL.RAPHAELの誇る特殊マシーンによって肌の奥深くに浸透させていくのだ。
“LEC40“
トリートメントに使用される“LEC40”と呼ばれる機器は、L.RAPHAELが何年もの研究を重ね独自開発したもの。マシーンに繋がった細いチューブの先端から、人間の肌と同じpHの液体とともにピュアな酸素が勢いよく噴出される。酸素はかなり強めに肌に吹き付けられるが、この風圧の強さ、そして同時に噴霧される超微粒子pHミストのダブル効果で、酸素とアンピュールの浸透力がグンとアップするのだ。
ピュアな酸素がアンチエイジングや美肌に繋がることは常識となって久しいが、ここではその酸素を有効成分とともに真皮までしっかり押し込み、細胞レベルで肌に活力を取り戻してくれる。マッサージ効果も兼ねてチューブはリンパの流れに沿って顔全体にゆっくり動かされ、その相乗効果でメタボリズムが活性化した皮膚組織は、これまで蓄積された毒素を流し出し、自らの修復能力を最大限まで引き延ばしていく。サウナに入ってたっぷりと汗を流した後、重かった体がスッキリして元気を取り戻すあのデトックス作用が、細胞レベルで行われているのだ。
LEC40による酸素注入を20分程続けた後、次はマスクで肌をコンディション。マスクの放置時間に手足をマッサージされながら、セラピストといろんな話で盛り上がった中で特に印象に残ったのは、彼女の美容に関する知識の豊富さ。同スパで取り扱うトリートメントやスキンケア商品だけでなく、美容成分や美容科学など、何を質問してもサラリと答えが帰ってくる。
今回担当してくれた女性は、L.RAPHAELのオープン前からフォーシーズンズのスパに務めており、フォーシーズンズ歴9年、エステシャン歴15年以上のベテラン。フォーシーズンズに就職する際、 実技テストや面接など、3ヶ月に渡って行われる計5、6回の試験をパスしなければならなかったと言う。世界トップクラスのホテルが提供するスパもまた、一流を求めるゲストの期待を裏切らない最高峰のもてなしを披露してくれる。
人気のオリジナルスキンケアプロダクト
熟練セラピストに圧倒されているうちにマスクも終わり、最後の仕上げとしてもう一度LEC40による酸素注入を行ってから、トリートメントは終了。わくわくしながらロッカールームへ戻り、鏡に近づいて肌を確認してみる。キメ、毛穴、たるみ、血色・・・全てにおいて明らかな違いが見られる。潤いたっぷりで指が吸い付くような肌触りになった頬は、皮膚自体が分厚くなったような、これまで経験したことのない不思議な感覚を与える。唇にプランパーを使用した時のような、肌がプルッと膨張したような感じだ。
だが、トリートメントの本当の威力を感じたのは翌朝。前日よりもさらに肌の調子がアップしているのだ。スキントーンがとてもクリアで、頬はさらにふっくら。鏡の前で笑顔やビックリ顔を作ってみたところ、笑った時に口角の横に現れるシワや肌の窪み、眉を上げたときにできる額のシワが確実に少なくなっている。法令線のたるみも目に見えて昨日までとは違う。さらに潤いレベルが安定しているからか、日中の皮脂分泌もいつもに比べて驚くほど少ない。その後もコンディションは向上し続け、ピークは5日目頃だったように思う。細胞がエネルギーを蓄え、数日間かけて肌を生まれ変わらせたのだろう。
昨年の始めにニューヨークのとあるスパで勧められ、アンチエイジング効果のある微弱電流トリートメントを週１回のペースで数ヶ月に渡って行ったが、結果は一度しか受けていないL.RAPHAELのトリートメントが圧勝。微弱電流トリートメントでは頬が痩せて顔の印象がスッキリしたものの、肝心の「若々しさ」を手に入れることはできなかった。ボトックスを打っても、ヒアルロン酸を注入しても、やはり20代の肌とは明らかに違うエイジングスキン。今回のトリートメントを受けてみて、その違いは細胞レベルで失われた活力が原因だったことを痛感。
設立者のローニット・ラファエル
『オキシピール・アンチエイジング』は今回受けたフェイス用の他に、目元用、頭皮用、アクネ用、シミ・色素沈着用が用意されており、どのトリートメントもリピーターにならずにはいられない効果の高さで、週１ペースで通うカルトファンも少なくないとのこと。施術に使用される有効成分配合の美容液やクリーム等のスキンケア商品（$565?930）もまた、その強力なアンチエイジング効果で高い人気を誇っている。
設立者のローニット・ラファエル（写真）は10代のとき顔に重度の火傷を負い、その傷跡の治療のために自らスキンケアの世界に足を踏み入れた。自分の経験を生かしながら、エイジングをはじめとする肌ダメージの回復について研究を続ける彼女は、健康で美しい肌を再現するためには、肌組織から改善を計る必要があることを誰よりも理解している。L.RAPHAEL Beauty Spaのトリートメントは、表面だけでなく、肌の内側からエイジングを覆すことを可能にした、真の「美の科学」なのだ。
メールアドレス
パスワード
