特集記事
温泉大国ハンガリーの魅力
日本の温泉とは一味違うハンガリーの温泉の楽しみ方
ハンガリー
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ハンガリーと聞いて思い浮かべるのが、音楽、芸術、歴史的建築物などのイメージが多いですが、実はハンガリーは世界的に有名な温泉国で、まさに温泉マニアの天地なのです。
首都ブダペストの温泉の歴史は約２０００年前のローマ時代に始まり、現在はトルコ式浴槽、遺跡のような浴槽、近代的なスパ、そして西洋建築のものまであり、温泉によりその雰囲気や効能も異なります。
１９３７年にここブダペストで世界初の温泉学会(International Bathing Management Congress)が開催され、世界中から集まった温泉学者の合意のもと「温泉都市」の称号を獲得しました。そして１００を超す源泉と５０近くの実にユニークな浴場が市民や観光客を魅了します。
ところで、日本で温泉と言えば。。。
景色の良い露天風呂で身も心もリラックス。。。
ゆっくり湯につかり、友人と絶景を楽しみながら語り合う。。。
など、癒しの場を想像しますよね。
ところが温泉大国ハンガリーでは日本人にはピンとこない一味違う温泉の楽しみ方があります。
市民から観光客まで、ハンガリーで有名な温泉をいくつか紹介したいと思います。
セーチェ二温泉
セーチェ二温泉は１９１３年開設。 ブダペストで一番名が知られていると言っても良いくらい。市民公園の中にあるヨーロッパ最大規模の温泉で、巨大野外プールが３つ、室内浴槽が１２、そしてサウナやマッサージサービスも人気です。
泉質：マグネシウム一炭酸水素塩泉
適応症：神経痛、関節痛、慢性運動障害等
混浴なので水着着用
住所：Allatkerti krt.11, Budapest, Hungary
電話：＋3613633210
営業時間：6:00 ~ 22:00 （温泉以外のサービスは19:00まで）
ホームページ：www.szechenyibath.hu
セチェーニ温泉の名物が、低めの温度の湯につかりながら行う「風呂チェス」です。
ハンガリー人はチェスが大好き。温泉にまで来てチェスをするんですね。
そしてハンガリー人なら誰でも知っている有名なSPARTY！
日本の温泉では考えられない光景ですが１０月～３，４月に月１，２回開催されるド派手なパーティー。
この期間中、夜になるとセチェーニ温泉全体がライトアップされて、DJ やパフォーマーが登場、そして大音量の音楽とレーザーショー付のダンスパーティー＆クラブに大変身します！
パーティーはチケット制で、飲んで歌って踊って騒ぐ若者たちで盛り上がります。通常日本の温泉ではありえないですよね。。。
ルダシュ温泉
ルダシュ温泉はブダペストで一番古い温泉で、円蓋屋根が特徴のエキゾチックなトルコ式のお風呂です。 曜日ごとに男女別制。オープン当初は男性専用の温泉でしが、２００５年の改装後女性も入浴出来るようになりました。 基本的には男女別制なので水着の着用はなし。 ちなみに火曜日のみが女性限定の「レディースデー」、そして土曜日と日曜日は混浴となっています。湯の温度は高めで日本人には馴染みやすいのがうれしいです。
直径１０ｍのクーポラは８本の柱によって支えられ、その下には八角形の浴槽があります。そして中央の浴槽（３６℃）の周りには、４つそれぞれ２８℃、３０℃、３３℃、４２℃の浴槽が配置されていて、温めの湯が多いハンガリーにおいて４２℃の熱い湯に入れるのは日本人にはとてもうれしい。
泉質：カルシウム、マグネシウム、硫酸塩泉、放射能泉
適応症：ヘルニア、神経痛、変形性関節症等
住所：Dodbrentei ter9, Magyarorszag 1013 Budapest, Hungary
電話：＋3613561010
営業時間：ウェルネス＆プールエリア 8:00 ~ 22:00
サーマルエリア 6:00 ~ 20:00
ナイトタイム 金曜日と土曜日 22:00 ~ 4:00
ホームページ：http://en.rudasfurdo.hu
ゲッレールト温泉
ゲッレールト温泉は四つ星ホテル、ダヌビウス・ホテル・ゲッレールトに併設されている温泉だけあって、設備・サービス共に充実しており、ソラリウムやタイ古式マッサージ、療養サービスも用意されています。
また、芸術的でカラフルなモザイクや色鮮やかな色ガラスの窓、大理石の柱、ゴージャスな彫刻などが美しいアールヌーボー様式の建物内にあるメインのプールが名物です。
ここではトルコ時代の伝統に由来し、創業当時から使われているクテーニと呼ばれるちょっとユニークな前掛けエプロンを入場時に渡されます。
内湯は男女別で、裸もしくは水着で入浴できるのですが、でもあえてエプロンを着用するのは主に年配の常連客くらいだそうです。
古代宮殿風の柱に囲まれた優雅な雰囲気のプールには高い天井からの陽光が注ぎ込みます
浴場にはハンガリーが誇るジョルナイの陶器タイルが豪華にひかれています。
別料金ですが、マッサージのサービスも受けられます。お部屋はとても清潔感あり、落ち着いた雰囲気で安心してマッサージが楽しめます。
泉質：カルシウム、マグネシウム、塩化物泉、硫酸塩泉
適応症：神経痛、循環障害、血管収縮、ヘルニア、変形性関節症等
住所：Kelenhegyi ut4, Budapest 1118, Hungary
電話：＋3614666166
営業時間：6:00 ~ 20:00
ホームページ：www.gellertbath.hu
今回は、数多くあるハンガリーの温泉の中のほんの一部をご紹介しましたが、これだけでもわかるのが、日本ではあまり目にしない温泉施設や風習。温泉大国ハンガリーでは温泉を癒しの場としてだけではなく、楽しむ場所として利用していますね。
ハンガリーへご旅行の際は、是非ハンガリーならではの温泉をお楽しみください。
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